都立高入試 過去問演習を行う際のポイント~国語【その1】 国語は語彙力を!

都立高入試 過去問演習を行う際のポイント~国語【その1】 国語は語彙力を!

これから過去問演習を行おうという皆様へのアドバイスです。
まずははじめにをお読みください。

さて、ここからは科目別に書いていきたいと思います。

「はじめに」でも書きましたが、過去問演習は勉強ではありません。
やった後が大事。ただし国語は苦手分野の「学びなおし」は少し難しいと思います。
それでも、間違えた問題の分析をじっくり進めていくと苦手な問題の傾向、種類がグループ分けできます。
2018年共通問題の問題分析を下に載せていきます。参考にして苦手分析に時間をかけてやってみてください。

○○のように解く問題で自分は××するようなクセがあるかな・・・・
と分析できるようになると、国語は格段に成績が上がります。

あと、わからない言葉をほおっておくのは問題外。
せっかく新しい言葉と出会ったら、「どういう言葉かな?」ということを調べて漢字を練習してみてください。

 

2018年都立高校入試の問題分析

大問1:漢字読み(各2点×5問=10点)

大問2:漢字書き(各2点×5問=10点)

【漢字の攻略ポイント】
・国語は読解がメインですが、その礎となる「言語知識の習得」をおろそかにしないようにしてください。
・小学生~中3までに学習した漢字のみで20点も取れます。漢字の学習は語彙の習得の面でも大事です。

 

大問3:小説読解(各5点×5問=25点)

問1
【心情を読み取る】 配点5点 正答率47.8%
「わたし」の心情を読み取る問題。
どの選択肢も部分的には正しいことが書いてあるので、「わたし」の行動の因果関係を正確に把握する必要がある。
「しかし、何よりもその口調がわたしの心を打った」とあるので、「わたし」の行動の直接的な原因となるのは上野の「口調」である。

問2
【表現法について】 配点5点 正答率75.3 %   
表現についての問題。
「躍動的」「写実的」などといった言葉の意味や雰囲気を知っておくことが重要。
語彙がわからなければ、「上野の母」の様子をしっかり把握する事でも答えられる

問3
【心情を読み取る】 配点5点 正答率79.0%
「わたし」の心情を読み取る問題。
「~振りをしてやり過ごす」という行動が表す「わたし」の心情を理解する。
心情は直接的に示されていないので、ある行動がどのような心情を表すのかのバリエーションを増やしておくのが重要。
(肩をすくめる、目が泳ぐ、など)
部分的に正しい選択肢に惑わされないように。

問4
【行動の理由】 配点5点 正答率65.2%
「わたし」の行動の理由を答える問題。
因果関係を正しく把握する必要がある。
直前にある「上野の手と彼の母親の姿を思い出した」が根拠になる。
本文と選択肢の両方とも、言葉の修飾関係をしっかり理解するのが大切。

問5
【心情を読み取る】 配点5点 正答率76.4%
抽象的な表現を理解することと同時に、「わたし」の心情を把握する問題。
前半は抽象的な表現の説明として、一見それらしい言葉が並んでいる。
ここを理解するのが難しくても、文章全体における登場人物の立ち位置を理解することで解ける。
抽象的な表現に臆せず選択肢をしっかり読み、本文と合わない部分を含むものを除いていけば正解にたどり着ける。

 

【物語文の攻略ポイント】
・心情は直接的に書かれていないので、「行動」に注目!「行動」はどんな心情を表すものなのか、語彙力を広げておくことが重要です。
・自分の主観を入れるのではなく、あくまで客観的に判断すること。都立の小説読解問題には「部分的に正しい」選択肢がとても多いので、本文から読み取れない心情や、拡大解釈された心情が入っている選択肢を排除して、消去法で答えをみつけていこう。

 

 

★国語【その2】はこちら

 

 

参考資料:平成30年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査について

★志望校別対策ページはこちら

 

この記事に対するお問合せはこちら