【コラム】読解は簡単だ!しかしそれを妨げるものは・・・
こんにちは。大島栄伸塾の飯塚です。沖縄では先週末、梅雨入りしたようですね。当教室ではあわてて石油ファンヒーターを片付けました。ちょっと油断すると季節についていけませんね!
この時期、風邪をひきやすい時期でもあります。皆様気をつけてください!
さて、前回までは少し大きな世の中の流れについて書きました。その中で、思考力と言葉の力について書きました
今回は教室やっていることから、このテーマを少し掘り下げようと思います。ご相談の多い「読解スキル」についてです。
読解って簡単?!いやいや・・・・
さて、タイトルの「読解は簡単だ!」にツッコミを入れたくなった方もいるかと思います。
実際、皆さん読解については結構悩まれていますよね。そんな読解が「簡単」というのは、どういうことでしょう?!
国語の読解問題は実は「全教科で唯一、答えがほとんど問題の中に書いている科目」なのです。漢字などの知識問題を除くと、ぬきだしや記号問題はヒントや答えが本文にあることがほとんどです。記述の問題は、本文に書いていることをまとめて文章にしていきます。自分で文章にするのはともかく、「答えがほとんど問題に書いてある」と考えると、簡単そうですよね?
では、難しいと思う理由は一体なんなんでしょう?「問題に答えが書いてある」科目で、答えが探せない理由をあげてみましょう
理由1:何を聞かれているか、わからない
国語が苦手な人に多いな、と思うのが問題を「読んだつもり」という人です。問題というと漠然としていますので「設問」といった方が良いでしょうか?
本文を頑張って読んでいるのに、設問をしっかり読まないので「何について答えればいい」のかがあいまいになってしまうということが意外と多いです。
これは、算数・数学をはじめとした他の科目にも言えることですが、「何について聞かれているか」がわからないと正しい答えを答えたつもりでズレてしまうことが多々あります。
この症状、注意しようとしても治らない生徒は意外と多いです。その場合には設問の「音読」が効果的です。音読は、否が応にもすべての文字を読むことがあり、読み飛ばしの防止につながります。
それでは読み飛ばしていないのに、読み取れない場合はどうしましょう?!
理由2:「誰が」「何を」「どうした」がわからない
これは、本文でも設問でも言えることですが、国語が苦手な生徒は「誰が=主語」「何を=目的語」「どうした=述語」を見落としてしまうパターンが多いです。特に見落としがちで状況がわからなくなるのが「誰が=主語」の部分です
日本語の性質から、日本語の文は「主語」を省略するパターンがとても多いのです。「ごはんたべたい!」や「あそびたい!」など、日本人はこどものころから「私が」を省略して、文を作っていきますね。
省略できるのは日本語の長所ですが、「主語=動作主」への意識が薄くなっていく傾向が出てきます。読解問題では「だれが」を意識していないと、状況が読めない問題が多いですので主語には気をつけなければいけません。主語をしっかり読み取るようにしていきましょう
理由3:ことばの意味がわからない
そして、「ことばの意味」を理解していることも重要です。ただし、ことばの意味がわからないことは悪いことではありません。その場で覚えればいいのですから。
ことばの意味がわからないときの対処法が問題です。ことばの意味がわからないのに、無視をして飛ばし読みすると文章の意味が解らなくなってしまいます。
解決方法としては2つ。前後からの類推により、意味を理解する方法、そして辞書の活用があります。
類推は文脈を読み取る力が鍛えられますのでお勧めです。受験などの時にはこの習慣によって助かることも多くあります。
辞書は、類推した後でも構いません。必ず活用しわからないものを理解する癖をつけましょう。辞書でなくても今は、インターネット検索でも構わないかもしれません。
とにかくわからないことを「無視」しないことが大事ですね。読解力は、以上のようなことに意識してもらうのが重要です。当塾では、極力「主語」と「述語」に意識してもらうところからじっくりと読解力をつける授業を行います。「主語」「述語」の把握だけでも国語の成績がだいぶ改善されることがあります。
語彙力は「ことばの学校」でつけていただいています。小学生がメインですが中学生にもぜひお取りいただきたいと考えています。
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