都立高入試 過去問演習を行う際のポイント~英語【その2】長文読解も一文から
★英語【その1】はこちら
大問3(配点28点)会話文読解
問1 配点4点 正答率75.6%
代名詞themが何を指しているかを判別し、省略された語句を推測する問題。
普段の授業から、文章中に出てくる代名詞が何を指しているのかを意識しながら読む習慣をつけるのが重要。
省略された語句を推測するためには、似たような問題にたくさん取り組むことで、英語の表現方法に慣れておくと良い。
問2 配点4点 正答率73.6%
省略された語句を推測する問題。
考え方は問1と同じ。
問3 配点4点 正答率80.7%
下線の理由答える内容把握の問題。
選択肢中にそれらしい単語や内容があるが気を取られず、本文中の根拠となる英文を探しだす練習が必要。
問4 配点4点 正答率66.2%
内容把握の問題。
関係代名詞を含む文の理解、代名詞thatがなにを指しているかの判別など、総合的な英語力が必要となる。
選択肢だけをみて判断するのではなく、本文中(この問題では直前の会話)にある根拠となる英文をしっかり探し出すこと。
問5 配点4点 正答率84.2%
代名詞thatが何を指しているのかを判別する問題。
普段の授業から、代名詞が出てきたらそれがなにを指しているのかを意識しながら読む習慣をつけるのが重要。
問6 配点4点 正答率53.1%
正しい前置詞を入れる問題。前置詞を知っているかどうか、という問題は毎年出る。
前置詞はたくさんあるので、授業や長文読解で知らないものが出てきたらその都度しっかり覚えていくこと。
問7 配点4点 正答率68.3%
会話文全体の要約の穴埋め問題。
登場人物の発言を正確に理解し、会話の全体の流れを把握する必要がある。
【大問3の攻略ポイント】
・会話文では、「わかっていることの省略」が良く発生します(日本語と同じです)。
省略された語句や文を答える問題では、それまでの流れが重要。
傍線部や空欄の前の部分に注目して読んでいこう。
・内容把握の問題については、選択肢に惑わされず必ず根拠となる英文を本文中から探すこと!
選択肢は本文中の英単語を使って作られているので、一見するとどれも正解にみえてしまいがち。
部分的に正しいだけの選択肢にひっかからないよう、必ず本文に根拠を探す姿勢を練習のうちから身につけておこう。
・代名詞(that、them、itなど)の内容を答える問題は、毎年よく出題されます。
普段の授業や練習でも、代名詞が何をさしているのかをその都度理解するように心がけよう。
大問4(配点28点)長文の読解
問1 配点4点 正答率62.0%
代名詞thatが何を指しているかを判別する問題。選択肢には必ず紛らわしいものも含まれている。
単語だけみて判断するのではなく、本文中にある根拠となる英文をしっかり探し出すこと。
問2 配点4点 正答率47.2%
本文の内容を流れに沿って並べ替える問題。
本文中の物語の時系列を正確に把握する必要がある。英文ごとの理解にとどまらず段落ごとの内容も理解していないといけない。
英語で高得点を狙う人は、日ごろから長文読解でどこに何が書いてあるかを把握する練習が必要。
初めて読む文章に触れる機会をなるべく多くして、文章を大まかに理解する感覚を身につけること。
問3
(1) 配点4点 正答率70.0%
(2) 配点4点 正答率64.3%
(3) 配点4点 正答率44.7%
本文内容理解の選択問題。
それぞれの文がどの段落での出来事を指しているのかを把握し、確認する。
問1同様、選択肢だけをみて判断するのではなく、本文中にある根拠となる英文をしっかり探し出すこと。
問4
(1) 配点4点 正答率49.6%
(2) 配点4点 正答率54.1%
内容理解の英問英答問題。
それぞれの文がどの段落での出来事を指しているのかを把握し、確認する。
選択肢だけをみて判断するのではなく、本文中にある根拠となる英文をしっかり探し出すこと。
質問文の単語やそれに似た言葉を探し、根拠となる言葉を探し出すのがコツだが、
前後「だけ」を読むような「読み飛ばし」は禁物。
【大問4の攻略ポイント】
・長文読解の基本は、本文中の根拠となる英文を見つけ出すこと。
省略されている語句や代名詞の内容であれば直前に、理由や説明であれば直後に書かれていることが多くなっています。
選択肢を見てなんとなく判断するのではなく、必ず本文に戻って根拠を探す習慣をつけておこう。
・長文もひとつひとつの英文からできているので、まずは一文をしっかり読む力が必要。
普段の学習から、主語と動詞を正しく把握することと、代名詞の内容を理解することを心がけよう。
長文読解の練習本などで初めて読む文章にたくさん触れることも大事ですが、解いた後の答え合わせで自分の理解度を確認することがより重要です。
マルだけつけて次の問題へいく…という勉強の仕方はやめましょう。
・単語、熟語はもちろん、英語独特の表現方法や言い回しは、たくさん英文を読んで慣れるのが一番。
読んでいてわからなかった単語、熟語、会話表現などを書き留めるノートを作り、定期的に見返そう。
参考資料:平成30年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査について
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